いよいよ、もうすぐ・・・

ここ清里では霜柱が減ってきたが、まだまだ野菜の種まきは無理のようだ。

だから昨年からは簡易ハウスを作り苗作りからはじめている。これだと霜が降りたり、霜柱ができても大丈夫。

レタスや白菜などの葉物は霜に強いので、高冷、寒冷地の清里でも始まりかけている。

私は、清里に移住してずっと無農薬野菜を作り続けている。自分たちが食べる野菜は多少虫が食っていても手間をかけて作り、食べるべきであると考えているからだ。
たくさんできれば友人にもお裾分けをする。

地産地消が叫ばれているなか、安全なものを選択することと、安全なものを作ることがいかに大切か!

ただ、野菜を作ると雑草とのつきあいが大変である。
ちょっと放っていると雑草が野菜を駆逐してしまい、実にならない。

天気が良い今日も少しずつ畑の手入れをしながら、実を待ちこがれる日々が続く。

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自分で考える

ある問題にぶつかり、どう解決したらいいかわからないことがある。

誰かに答えを求めたいんだけど、教えてくれる人っていないよね、ふつう。教えてくれるくらい、信頼関係を気づける人を持つことから始めなければならない。

その前にその問題を解決しなければならない状況にあるのなら、その人を求める前に解決しなければならないということだ。あたりまえ。

だから自分で解決しなければと、ふと我に返ってしまうのだ。

考える。

田舎暮らしもひとつの解決策だった。

田舎暮らしそのものは結果ではなく、始まりなのだ。すくなくとも田舎暮らしを始めた私たちにとっては生活スタイルを作っていく最初のステップである。

何とかなるんだと思うだけど、根拠なき想定がある。

夢もあるし、希望もある。それらすべてを失う危険もあるんだけど、同じくらいの思いできっとうまくいく!と思うのだ。

すべては結果であるから、今から思えばまぁよかった、よかった。結果を作る原因に大きなミスがなかったのだろう。

あるいは楽天的な考えに救われているだけか?

きっとサラリーマンをしていただけでは「わかる」ことのない知恵も知識も身に付いている。逆にサラリーマンをしているからこそ身につけることができるスキルは失ってしまった。

何が良いのか?わたしには解らない。

これは大きな問題だ。解決していかなきゃ。

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テレビ撮影がくれたもの

田舎暮らしがしたくてやっているわけじゃない。

といっても誤解しないでほしい。
田舎暮らしをしたかったのである。

ただ、それは結果なのである。

自分、家族のことを考えていくと、サラリーマンをずっとやっていくだけの勇気がなかっただけかも知れない。いまさらそんなことを考えるとは思わなかった。

テレビ取材を受けることで、あのころの思いをあらためて感じてしまう経験をしたのだった。

ディレクター山本氏と話をしながら、あの頃の自分の思い、今の思いを明確にすることができたように思う。なぜ?という疑問に対する答えをことばを選びながら話していった。

私が今考えている「わかる」ということ。

すべては「考えるということ」「いかに生きるかということ」など、だれもが避けて通れない生き方につながっていく。

私のようなこんな生活にテレビ的新鮮さがあるとは思わなかったが、同番組を見て、「山本さん!私たちってちょっとちがう切り口で生きてる!」と言わずにいられない。きっと山本さんも同じことを感じていたように思う。
山本さん、ってディレクターなのです。
ADの和田君ともよく酒を飲みながら話をした。

都会が嫌だから田舎に移る。

これはちがう。とおもう。

いずれはまた関心が移る場所に行きたくなるのだ。それは現実から避けていくことにつながるのであれば、田舎暮らしなんてするんじゃないと思う。

ひとりで生きていく力が必要なのだ、田舎暮らしは。

私の場合。
「物作りから人づくりへ」
そんなキャッチフレーズをもらって雑誌に掲載されたことがある。

そう、わたしは子どもたちの教育を考えていく、理論も大事だけど、経験から組み立てていくことがその子本人のレベルにもっとも合っていると、そしてそれにかかわることを考え、仕事にすることが自分の道だと感じていた。

なにも移住してから始まったことではない。

人がなにをどう考えて結論、道を切り開いていくのか?

そのプロセス、構造を子どもを通して考え、実践する。

それはこれまで私がやってきた、物作りの考えと似ている。現場が大切なのだ。考えながら、仮説を立てて実践する。

結論と目標の違いを埋めていく作業がまたはじまる。この繰り返しである。

田舎暮らしは、それを収入に変えていかなければならないのがサラリーマンとちがうところ。研究活動だけではなく、短期的に直結した収入が必要なのである。

わかるかな?

清里に来たいと言った山本さん。
将来、テレビのあり方、CMのあり方が変容していくんじゃないのか?と話をした。そのときには都会にいなくても、ちゃんと田舎暮らしができるようになるんじゃないのだろうか。
もうそこまで来ているように思う。

なぜかって?

それは考えてほしい。

彼のかわいい息子のためにもその方が良いように思うのだ。

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移住後の収入は・・・?

田舎暮らしを決意しても最後まで悩むのはどうやって暮らしていくか?

つまり、収入源をどうやって確保するか?であろう。

一時的な確保はできたとしても、継続的に安定して確保できるか?悩んでしまう。また、収入を確保した上で移住することもできなくはないが、移住後の距離的な問題、上辺だけを見ているのか・・・?やはり問題としては残ってしまうことが多い。

そもそも自分は何をしたいのか?

それが必要だ。
その上でどうやって食べていくのかを決めることもある。

移住したのに、以前のようなサラリーマンであくせく働こうとするのか?新天地ならなんでも良いと思うのか?
やはり、その人の考え、家族の考えが大きく左右することになる。

私の場合は、何をするか決めずに会社を辞めてしまった。
具体的な考えはなかったが、サラリーマンではなく自分で経営することだけは決めていた。

ITが盛んに言われ始めていたこともあり、田舎ではITで何とかなるだろう、と思っていたくらいだろうか。サラリーマンをやっていた頃には、なにも自分にはできることはないだろう・・・会社を辞めるなんてできない、と思っていた。

いったん止めてしまうと、どんな小さなことでももうけになろうが、ボランティアだろうが積極的に顔を出していた。「こんなことできる?}なんて聞かれると、「ええ、できますよ。」と言ってはやらせてもらっていた。

つまり頼まれるととにかく実行するのだった。
自分はできると思われているから人は頼むのだろう、そう思うことにしていた。
まぁ、そつなくやっていたのだろう。地元でも評判は悪くはなかったから。
地元の修学旅行を受け入れている宿泊団体から、旅行内容がわかるようなビデオを撮って、編集し、アフレコで音声を入れたい、といったことも、任されるとやっていたのだ。

もちろん今までやったことはない。

そんなことでもやらなければならない。脱サラしたからには。

昨日、以前勤めていた会社の先輩と電話で話をした。
大きな会社では小回りがきかないので、事業の継続可否を決めるタイミングが難しい。
事業の継続には莫大な資産がつぎ込まれているので、おいそれとは決断できないジレンマがある。

その点、私のような小さな事業者は決断は早い。
収入の大黒柱があればいろいろなことにチャレンジできる。
チャレンジには大きな投資はしない。見込みがあれが継続と拡大を考えればいい。

答えは簡単である。

でも大きな会社になるとそうはいかないのが現状である。

どちらが良いという問題ではなく、脱サラし、田舎にきた以上自分の力ですべてをやる。
結果はその後から付いてくるのだ。

来週、またテレビ取材が待っている。
みんなにはなくて、自分にはあるもの。

それをみんな持っているのだ。

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決断ができるということ

テレビ出演の話がきたとき、もう「田舎暮らし」ということばそのものが死語になっているんじゃないかという話をディレクターとしたことがある。

いやいや、そうじゃないって。

田舎暮らしを始めてきた人たちにとっては、いったん始めてしまえば自分が田舎暮らし実践人であることなんてどうでもいい。
でも、踏み出したいけど、最初の一歩を出し切れない人はずいぶんいるらしく、それこそ10年近い期間を田舎暮らしの是非と葛藤しているというのだ。

社会事情もこれを後押ししているらしく、長い不況のなか自分のアイデンティティを確立できないままフリーターになるがごとく、社会人としての意味性を考え直す40代のおとな達はいるのだ。

「田舎に行けばなんとかなる。」

なんにもならないよ。
と声を大にして言いたい。
週末なんとかが流行っているのも、うなずけるのだ。今の生活をすべてご破算にし、新天地に行くよりは危険の少ないレベルで遊ぶ方が良いに決まっている。

ちょっとだけ、田舎暮らし気分になる方がいいのだ。自分のアイデンティティさえ失わなければ。

だから、本気で実践した人、つまり田舎暮らしをホントに始めている人を取材したいというわけだ。

ひとそれぞれ事情はちがうからね。
ひとくちに「こんなもん」なんて言えないし・・・

でも、テレビ取材後かのディレクターも「あぁ田舎暮らしをしたいなぁ」と言っていた。

なにがそうさせるんだろう。
そして、どういまの自分の生活を切り、新しい生活に飛び込めばいいのだろう?

僕たちの場合は?

わたしは会社生活が楽しかった。都会から逃れようとするきもなかったし、仕事や上司を恨んだりすることもなかった。
逆にいままでのように仕事をやっていると、家族の関係がうまくいかなくなることへの危機感、子どもの体のこと・・・これ以上仕事ばかりやってられない。

子どもの喘息もあった。

決断は私たちの場合、ずいぶん簡単にした方だ。今後のことも考えずにだった。

心配も不安もなかった。
決断するときの私たちの心理状況が良かったのかも知れない。何かを求めようとしていたわけでもない。仕事への不安もない。
出張に行くような感じで田舎に入っていったような感じだ。

それから5年が経ち、自分たちの生活もある程度軌道に乗っている。

そんなこともぼちぼち書いていければと思う。

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